旧統一教会が新団体「FFWPU」設立へ 献金の受け皿として宗教活動継続
東京高等裁判所から解散を命じられた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部らが、近く新たな団体を設立することが明らかになった。新団体は「FFWPU」の名称案が浮上しており、信者からの献金を受け付ける受け皿となる見通しだ。
解散命令後も活動継続へ 新団体の概要
解散命令は2026年3月4日に東京高裁から出され、教団側は特別抗告したものの、効力は発生している。これにより、教団の資産約1040億円は清算人の管理下に置かれ、高額献金の被害者への弁済が進められている。
一方、元幹部らは宗教活動の継続を目指し、新団体の設立を計画。代表には教団会長を務めた堀正一氏が就任する予定で、名称は「世界平和統一家庭連合」の英語略称である「FFWPU」とする案が有力だ。
献金受け皿と活動基盤の再構築
新団体は、既存の一般財団法人の名称を変更する形で設立される。この法人は東京都新宿区に事務所を置き、税優遇の対象となり得る。ただし、宗教法人格は持たない。
設立の主な目的は以下の通りである。
- 信者からの献金を集めるための受け皿を確保する
- 新たな活動拠点となる施設を契約し、職員の雇用を再開する
- 清算手続きで使用不能となったホームページやSNSを、新団体名で再構築する
教団関係者は取材に対し、「信者から『献金したいがどうしたらよいか』という声が寄せられている。献金の管理のためにも新団体が必要だ」と説明している。
波紋広がる高額献金問題
解散命令は、霊感商法や高額献金を巡る問題が理由で出された。新団体が献金の受け皿となることで、同様の問題が再燃する可能性への懸念が広がっている。
解散直前の信者数は約10万人で、東京都渋谷区の本部をはじめ、全国に300超の活動拠点があった。現在、これらの施設は使用不能となり、信者らは自宅などで祈禱を続けている状況だ。
堀元会長は高裁決定時、宗教活動を続ける意向を表明しており、新団体設立はその具体化とみられる。今後の動向に注目が集まっている。



