品川で報道写真展 震災の記憶を継承する取り組み
東京都品川区の城南信用金庫本店において、東日本大震災と能登半島地震の被災地を記録した報道写真パネル展が現在開催されています。この展示は、発生から15年を迎えた東日本大震災と、一昨年に発生した能登半島地震の記憶を後世に伝えることを目的としています。
瀬戸復興副大臣が視察 風化防止を強調
3月23日、瀬戸隆一復興副大臣が同展示を視察しました。瀬戸副大臣は、林稔理事長の案内のもと、ロビーとエレベーターホールに展示された21点の写真パネルを熱心に見て回りました。特に、能登半島地震から2年が経過した元日に、輪島市の朝市通りで亡くなった檀家を弔う僧侶の姿を捉えた写真に深く感銘を受けた様子でした。
視察後、瀬戸副大臣は「風化させないことが復興庁の一番の課題です。このようなパネル展を開催していただくことは、大変ありがたく意義深い取り組みです」と述べ、記憶の継承の重要性を改めて強調しました。一方、林理事長は「災害はいつ発生するか予測が難しいため、市民の防災意識を高めるためにも、このような展示を継続していくことが重要だと考えています」と語り、地域社会への啓発活動としての意義を説明しました。
報道機関が協力 被災地の現状を伝える
今回のパネル展は、2021年から実施されている継続的な取り組みの一環です。展示内容は以下のように各報道機関が協力して提供しています。
- 東日本大震災に関する写真:福島民報社および岩手日報社
- 能登半島地震に関する写真:東京新聞
これらの写真は、被災直後の惨状だけでなく、復興に向けて歩みを進める地域の姿も克明に記録しており、訪れた人々に深い感動を与えています。
展示の詳細と今後の展望
パネル展は4月1日まで開催されており、平日の午前9時から午後3時まで入場可能です。入場料は無料で、どなたでも気軽に訪れることができます。城南信用金庫では、今後も定期的に同様の展示を開催し、災害の記憶を風化させないための社会的役割を果たしていく方針です。
この取り組みは、単なる写真展示にとどまらず、被災地の現状を広く知らせ、防災意識の向上を図る重要な機会となっています。多くの来場者が、展示を通じて震災の教訓を再確認し、復興への思いを新たにしています。



