直方市消防団が実践的な放水訓練を実施 春の野焼きシーズンに向け注意喚起
春の全国火災予防運動(1日~7日)に合わせて、福岡県直方市新町の市消防本部前の河川敷で1日、消防団による大規模な放水訓練が行われました。訓練には約120人の消防団員が参加し、火災発生時の基本的な手順や動作を改めて確認しました。
実践的な設定で装備から放水まで一連の流れを確認
直方市消防本部によりますと、昨年の市内の火災発生件数は前年より5件減少して8件でした。消防団の出動機会が比較的少ない状況を踏まえ、今回の訓練では装備の着用から出動、取水、放水まで、実際の火災現場を想定した実践的な設定で実施されました。
訓練では、5人1組となった団員たちが出動要請を受ける想定で開始。迅速に装備を身につけた後、ポンプ車で指定された放水ポイントまで移動しました。現場では、取水する器具を水槽に入れる作業や、ホースを伸ばす作業を手際よく行い、約15メートル先に設置された的をめがけて一斉に放水しました。
野焼きシーズンを控え火の取り扱いに注意喚起
訓練の様子を見守った鬼武雅仁・直方市消防団長は「春は野焼きの季節を迎えます。農作業や庭の手入れなどで火を使う機会が増えるため、火の取り扱いには十分注意していただきたい」と述べ、市民への注意喚起を行いました。
火災予防運動の期間中、直方市内では危険物を取り扱う施設に対する査察や、消防器具の一斉点検も計画されています。これらの取り組みを通じて、地域全体の防火意識の向上と火災発生の防止が図られます。
今回の訓練は、消防団員の技術維持と連携強化を目的としており、実際の火災発生時に迅速かつ効果的な対応ができるよう、基本的な動作の確認が重点的に行われました。参加した団員たちは真剣な表情で訓練に臨み、地域の安全を守るための役割を再認識していました。



