能登復興願いキリコが金沢百万石行列に参加 志賀町富来地頭町
能登復興願いキリコが金沢百万石行列に

石川県志賀町富来地頭町の伝統的なキリコ(大きな灯籠)が、6月5日から7日にかけて金沢市中心部で開催される金沢百万石まつりのメイン行事「百万石行列」(6日)で巡行することが決まった。昨年は珠洲市の高校生らのキリコが参加したのに続き、今回も能登半島地震からの復興を願って練り歩く。地元を離れて金沢周辺に避難した住民や、ボランティアらも参加する予定だ。

富来地頭町の坂野満区長(72)によると、地震で住宅の多くが被災し、200軒あった家のうち、残っているのは130軒。仮設住宅への入居のほか、町外に避難した世帯も多いという。もともと祭りに力を入れ、毎年8月の富来地域の祭礼に参加してきたが、2024年は被災状況から巡行を断念。その代わり、9月初旬に区内だけで秋祭りを企画した。多くのボランティアが協力し、俳優の石原良純さんも駆けつけ、大いに盛り上がったという。

そのお礼の気持ちから、坂野さんら住民十数人は昨年、石原さんが前田利家役を務めた「百万石行列」を沿道で応援。自分たちも参加して復興への思いを伝えるとともに、地元を離れた住民らとふれあう機会をつくりたいと考えるようになったという。

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6日は、町外で暮らす人やボランティアらを含め約120人が参加。「富来は負けない」と書かれた横断幕を先頭に、高さ7.5メートルのキリコ1基が、金沢駅から尾山神社付近まで巡行する。直径約70センチの勇壮な太鼓も登場する。太鼓の打ち手を務める小山正男さん(67)は「輪島塗の美しいキリコとともに、太鼓のリズムや響きを楽しんでもらえたら」と話している。

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