陸上自衛隊名寄駐屯地で携行食600食を不法投棄、5人が減給処分に
陸上自衛隊名寄駐屯地(北海道名寄市)は2026年2月20日、演習中に食べきれなかった携行食約600食分を場内に埋めて不法投棄したとして、第3即応機動連隊の50代陸曹長など3人を減給15分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表しました。さらに、この不法投棄を黙認したとして、同連隊の40代3等陸佐など2人も同様の減給処分としました。
野生動物が掘り起こし発覚、詳細な経緯は明らかにせず
同駐屯地によると、処分対象となった3人は2024年10月30日、数日間にわたる演習期間中に残った携行食約600食分を、穴を掘って埋めるよう隊員に指示しました。この行為は、野生動物が埋められた場所を掘り起こしたことで発覚しました。駐屯地側は「食べきれなかった携行食を安易に処理した」と説明していますが、具体的な内容や背景については詳細を明らかにしていません。
処分の内容と今後の対応
減給処分は、不法投棄を直接指示した陸曹長ら3人と、その行為を黙認した3等陸佐ら2人の計5人に対して行われました。処分はそれぞれ1カ月間、給与の15分の1を減額するという内容です。陸上自衛隊では、環境保護や規律維持の観点から、こうした不適切な処理を厳しく戒める方針を示しています。
今回の事例は、自衛隊の演習における廃棄物管理の課題を浮き彫りにしました。駐屯地関係者は、再発防止に向けて隊員への教育を強化し、適切な処理手順の徹底を図るとしています。また、地域住民への説明責任も含め、透明性のある対応が求められる事態となりました。



