東京都が感震ブレーカーの愛称投票を実施、5月15日まで一般から募集
感震ブレーカー愛称投票、東京都が5月15日まで実施 (14.04.2026)

感震ブレーカーの愛称を一般投票で決定、東京都が防災意識向上を図る

大きな地震を感知すると自動的に電気を遮断し、漏電などによる火災の発生を防ぐ「感震ブレーカー」。この重要な防災機器の認知度をさらに高めるため、東京都が三つの候補から分かりやすい愛称を選ぶネーミング投票を実施しています。投票期間は来月15日までで、都公式の「東京アプリ」や防災ホームページ上の専用フォームを通じて、誰でも簡単に参加することができます。

三つの候補名称と投票の狙い

今回の投票では、都職員が提案した「グラぴたスイッチ」「でんき火災ストッパー」「ファイヤーゼロブレーカー」の三つの名称が候補として挙げられています。東京都は、投票で決定した愛称を広報活動に活用し、家庭での設置を促進することを目指しています。内閣府の報告書によると、約15年前に発生した東日本大震災では、火災の6割以上が電気関係のトラブルに起因していたとされており、感震ブレーカーの重要性が改めて浮き彫りになっています。

感震ブレーカーの種類と設置方法

感震ブレーカーには、分電盤に内蔵または外付けするタイプ、コンセントに差し込むだけのタイプ、重りなどを利用してブレーカーを切る簡易タイプなど、複数の種類が存在します。分電盤タイプは数万円の工事費用が必要となる一方、簡易タイプは数千円程度からインターネットでも購入可能です。これらの機器は、震度5強以上の大地震を感知すると、家庭内全体の電気供給を自動で停止させ、火災リスクを大幅に低減します。

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東京都の取り組みと設置率向上の目標

東京都は2023年度から2024年度にかけて、木造住宅密集地域を中心に感震ブレーカーの無償配布を実施しました。さらに、2025年度からは住宅の新築やリフォームを行う事業者に対して購入費用の補助も開始しています。都の推計によると、2024年度時点での都内住宅における感震ブレーカーの設置率は約13%であり、2030年度までに25%まで引き上げることを目標としています。担当者は「特に木造住宅での設置が重要ですが、全ての住宅に推奨しています」と語り、普及に向けた意欲を示しています。

自治体による支援の広がり

感震ブレーカーの普及を後押しする動きは、東京都以外の自治体にも広がっています。例えば、練馬区では2024年度から、区内の特定5地区にある木造住宅や、避難に支援が必要な世帯を対象に無償貸与を開始しました。区民の関心の高まりを受け、2025年度の途中からは区全域の木造住宅を対象に購入費用の補助を実施。希望者には実物の見本を見せながら説明を行うなど、きめ細かい支援を行っています。

このように、感震ブレーカーは地震時の火災予防に不可欠なツールとして、行政と住民が連携してその普及に努めています。愛称投票を通じて、より多くの人々が防災への意識を高めるきっかけとなることが期待されます。

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