東電再建へ「大胆改革」横尾新会長が意欲 外部資本提携も視野
東電再建へ「大胆改革」横尾新会長が意欲 外部資本提携も視野

東京電力ホールディングス(HD)の新会長に就任予定の産業革新投資機構(JIC)の横尾敬介最高経営責任者(CEO、74)が2日、東電本社(東京都千代田区)で記者会見を開いた。横尾氏は「東電が持続的に成長していく上で、大胆な事業構造改革が喫緊の課題だ」と述べ、経営再建に向けて強い意欲を示した。

金融出身の新会長、外部資本提携も視野

横尾氏は1974年に日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行。みずほ証券の社長などを歴任後、2019年にJICのCEOに就任した。財務や企業合併・買収(M&A)の知識が豊富で、東電が会長職を外部から招くのは5代連続だが、金融出身では初めてとなる。6月下旬の株主総会での承認を経て、正式に会長に就任する予定だ。

会見で横尾氏は「エネルギー事業者としての使命を果たし、福島第一原発事故が起きた福島への責任を着実に貫徹するために、情熱と志を持ってリーダーシップを発揮したい」と語った。また、経営再建に向けては、外部資本との提携も視野に入れていることを明らかにした。

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容易でない経営再建

東電は福島第一原発事故以降、巨額の賠償や廃炉費用を抱え、経営再建が課題となっている。横尾氏は「企業価値の向上と持続可能な成長を実現するため、あらゆる選択肢を検討する」と述べ、資本提携や事業再編など大胆な改革に取り組む姿勢を示した。

一方、業界関係者からは「金融出身の会長が東電の複雑な事業構造を理解し、改革を推進できるかが問われる」との声も上がっている。新会長の手腕が注目される。

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