気象庁は22日、群馬県と長野県の県境に位置する浅間山について、5段階で構成される噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)へと引き下げた。レベル2の運用は2023年3月から続いており、今回の引き下げは約3年ぶりとなる。
火山性地震の減少が主な要因
気象庁の観測データによると、浅間山周辺で発生する火山性地震は2025年7月ごろから減少傾向を示し始め、2026年4月下旬以降はさらにその数が減少した。また、地殻変動や火山ガス(二酸化硫黄)の放出量についても、火山活動の活発化を示すような顕著な変化は確認されなかったという。
引き続き注意が必要
ただし、気象庁は山頂火口から半径500メートルの範囲に影響を及ぼす可能性のあるごく小規模な噴火の発生リスクは依然として存在すると指摘する。そのため、突発的な火山灰の噴出や火山ガスに対しては、引き続き注意を払う必要があるとしている。
浅間山は活火山であり、過去にも度々噴火活動を繰り返してきた。今回のレベル引き下げは、火山活動が沈静化していることを示す一方で、完全に安全が確保されたわけではない。地元自治体や関係機関は、今後の火山活動の推移を注視するとともに、住民や観光客への適切な情報提供を継続する方針だ。



