岩手・大槌町の卒業式に特大のサプライズ、巨大卒業証書で記念撮影
岩手県大槌町の小中一貫校、吉里吉里学園で2026年3月18日に行われた小学部の卒業式に、縦2.4メートル、横3.4メートルという特大サイズの「卒業証書」が登場し、児童や保護者たちの間で大きな話題を呼びました。このユニークな証書の前で、卒業生たちが次々に記念写真に納まる光景が見られ、式典に特別な彩りを添えました。
登校した6年生13人が驚き、笑顔で記念撮影
登校して大きなプレゼントに気づいた6年生13人は一様にびっくりした表情を見せたといいます。式が終わると、友人や保護者、さらには同校の出身者らと一緒に、この巨大な卒業証書を背景に写真撮影を楽しんでいました。児童たちの笑顔が輝く中、保護者たちも温かい眼差しでその様子を見守り、卒業の喜びを分かち合っていました。
大槌商工会青年部が発案、地域の思いが込められた贈り物
この巨大卒業証書を発案したのは、大槌商工会の青年部(田中篤志部長)です。背景には、もう一つの小中一貫校である大槌学園が、小学校卒業にあたる6年生修了時に卒業式を行わないという事情がありました。これを気の毒に思った有志たちがお金を出し合い、記念撮影ができるような巨大な「証書」を両校にプレゼントすることを決めたのです。
青年部員たちは、地域の子どもたちに特別な思い出を残してほしいという願いを込めて、このプロジェクトを進めました。証書の制作には細心の注意が払われ、卒業生たちの門出を祝うにふさわしいデザインが施されています。
吉里吉里学園の将来と校長の感謝の言葉
吉里吉里学園は現在、小学部と中学部の校舎が分かれていますが、2年後をめどに同じ校舎になる計画があり、その際には卒業式がなくなる可能性があるとされています。こうした状況の中、藤井敏朗校長は「進級に花を添えてくれる素晴らしい贈り物です。地域の方々の温かい思いに心から感謝しています」と語り、青年部の取り組みに深い謝意を示しました。
この巨大卒業証書は、単なる記念品ではなく、地域コミュニティが子どもたちの成長を見守り、支えていることの証とも言えるでしょう。卒業生たちにとって、この日が一生忘れられない思い出の一日となったことは間違いありません。



