矢祭町が新制度「ファミラーション」導入 家族と学ぶ校外活動を欠席扱いせず
矢祭町が「ファミラーション」導入 家族と校外学習を欠席扱いせず

矢祭町が新たな教育制度「ファミラーション」を導入へ

矢祭町教育委員会は、新年度から町内の小中学校において、児童生徒が保護者らと共に学校外で体験活動や学習に取り組む場合、学校を欠席扱いにならずに休みを取得できる「ファミラーション」制度を導入します。この取り組みは、子どもたちの豊かな経験や学びの機会を確保し、家族との絆を深めることを目的としています。

制度の詳細と運用方法

町教委によると、「ファミラーション」は「ラーニング(学び)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語で、愛知県や茨城県などで先行して運用されています。矢祭町では、矢祭小学校と矢祭中学校の児童生徒を対象に、新年度は試験的に取得可能な日数を3日間と設定しました。

平日に家族と一緒に校外学習を行うことを目的として、事前に学ぶ日程や場所、内容などを学校に届け出て、承認を受ければ欠席扱いにならずに休むことができます。ただし、学校行事や健康診断などが予定されている場合は取得できないとされています。

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導入の背景と教育関係者の声

町教委は2024年から導入の検討に入り、「家族と共に充実した時間を過ごせるように」との思いから、「ファミリー(家族)」を加えた「ファミラーション」という独自の名称を設定しました。菊池篤志教育長は、「家族で行動を共にすることで十分に話をする機会をつくり、学校では学べない貴重な体験をして視野を広げることにつなげてほしい」と述べ、制度の意義を強調しました。

一方、矢祭小学校PTAの高橋竜一会長は、「休みの日以外で、子どもたちにさまざまな体験をさせることができるのが良い」と評価する一方で、「ただの遊びという声が出るのも想定される」と懸念を示しました。その上で、「しっかりとした運用で子どもたちにとってプラスとなるようにしていく必要がある」と語り、制度の適切な実施を求めています。

この制度は、県内市町村で初めての導入事例となり、教育現場における柔軟な対応の一環として注目されています。町教委は、子どもたちの成長と家族の絆強化に寄与することを期待し、今後の運用状況を注視していく方針です。

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