東京家政学院がDFC国際大会でホスト校を務め、生徒がフードロス解決プロジェクトを発表
東京家政学院、国際大会でフードロス解決プロジェクトを発表

東京家政学院が国際教育イベントでホスト校を務め、生徒がグローバルな課題解決に挑戦

東京家政学院中学校・高等学校(東京都千代田区)は、昨年11月29日と30日に都内で開催されたプロジェクトデザイン学習の発表大会「Design for Change(DFC)国際大会」に参加し、ホスト校として重要な役割を果たしました。このイベントでは、世界中から集まった小中高生を前に、同校の生徒たちが「フードロス」解決をテーマに取り組んだ探究学習の成果を堂々と発表しました。

DFCの教育理念と東京家政学院の取り組み

DFCは、インドの女性教育家が提唱したプロジェクトデザイン学習の運動で、子供たちに「私はできる」という自信を育むことを目標としています。その教育メソッドは、Feel(感じる)、Imagine(想像する)、Do(行動する)、Share(共有する)の4つのステップから構成され、世界70か国以上にネットワークが広がっています。

教育研究係主任の川邊健司教諭は、次のように語ります。「本校は2018年から、SDGsを軸とした課題解決型の探究学習を実施しています。多くの学校では調査と提案で終わりがちですが、本校では実践を重視しています。DFCが『行動』を重んじる点が、私たちの理念と合致し、2024年7月に日本支部と提携してパートナー校となりました」

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国際大会での活躍と過去の実績

DFC国際大会は年に1回開催され、一昨年はアラブ首長国連邦のドバイで行われ、同校からは中3生2人が難民支援プロジェクトを発表しました。川邊教諭は「この生徒たちは学内で難民支援活動を自主的に行い、近隣の小学校でもワークショップを実施しています。日本の代表としてふさわしいと考えました」と評価しています。

参加した生徒の一人は、「英語での発表は初めてで緊張しましたが、海外の人にも活動の意義が伝わり、嬉しかったです」と振り返ります。

ホスト校としての役割と国際交流プログラム

昨年の大会は、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で開催され、アメリカやオーストラリアなど32か国・地域から約400人が来日しました。同校はホスト校を務め、教員十数人でタスクフォースを結成して準備に当たりました。

大会前日の11月28日には、校内で国際交流プログラムを実施し、中1から高3までの約400人の生徒が、外国人生徒約160人をもてなしました。朝から校門で英語で出迎え、綱引きや大縄跳びなどのスポーツ体験では、生徒たちが英語でルールを説明し、歓声が上がりました。

生け花や和食調理の日本文化体験も行われ、和食調理を担当した生徒は「イスラム教徒の参加者にアルコールの有無を気にされ、異文化への配慮の重要性を学びました」と語りました。

フードロス解決プロジェクトの発表と探究学習の成果

国際大会では、同校から中3生4人が「フードロス」をテーマにステージ発表を行いました。発表者の一人は「誰にとっても身近で切実な課題と考え、このテーマを選びました」と説明します。

4人は昨年10月の文化祭で、不要な食品を集めてフードバンクに寄付する行動を実施し、中1からの探究学習で培った力を発揮しました。川邊教諭は「生徒たちは自分で協力者を探し、実行する力を身につけています」と強調します。

発表後は英語での質疑応答も無事にこなし、普段の授業でのプレゼンテーション経験が役立ったそうです。

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交流の成果と今後の展望

3日間の交流を通じ、生徒たちは外国人生徒と打ち解け、終了後もSNSで英語でのやり取りを続けています。川邊教諭は「普段の授業では見られない生き生きとした表情が見られ、直接交流する意義を実感しました」と語ります。

「本校の探究学習は千代田区の課題から始まり、日本全体へ広がりますが、今回のイベントでグローバルな広がりを感じてくれたと思います。この経験を基に、今後の活動をさらに深めてくれることを期待しています」と、今後の展望を述べました。