福岡私立高校入試で志願者数が大幅増加、無償化拡大の影響が焦点に
福岡県内の私立高校の一般前期入試が2月12日までに終了した。県私学協会の発表によると、2026年度の県内私立高校の推薦・専願入試および一般前期入試において、計57校(前年度比1校減)の募集に対し、4万9026人(2月9日時点)が志願したことが明らかになった。
前年同期から2割近い増加、全体倍率も上昇
志願者数は前年同期の4万1960人から7066人増加し、約2割近い伸びを示している。これは今春から実施された高校授業料の無償化拡大を背景に、私立高校の志願状況に注目が集まる中での顕著な動きだ。募集定員は計1万7340人で、全体の倍率は2.83倍となり、前年の2.41倍から上昇した。
九州国際大学付属高校が44.87倍でトップ
最も倍率が高かったのは九州国際大学付属高校の普通科(難関コース)で、44.87倍を記録。募集定員30人に対して1346人が志願する激戦となった。倍率が10倍を超えた高校は以下の通りである。
- 九州産業大学九州高校・普通科(スーパー特進):27.05倍
- 東筑紫学園・普通科(照曜館コース):26.43倍
- 福岡工業大学付属城東高校・普通科(Ⅰ類特別選抜):18.44倍
- 自由ケ丘高校・普通科(特別進学・スーパー特進):14.03倍
- 九州産業大学付属九州産業高校・普通科(スーパー特進):12.50倍
- 祐誠高校・普通科(特別選抜):11.57倍
- 東福岡高校・普通科(国際教養):11.47倍
- 九州産業大学九州産業高校・普通科(特進):10.40倍
- 九州産業大学九州高校・普通科(特進):10.35倍
- 中村学園・普通科(アカデミックA):10.20倍
- 九州国際大学付属高校・普通科(S特進):10.04倍
共学化する中村学園で志願者が約4倍に急増
共学化を進める中村学園(現・中村学園女子高校)では、全コース合計の志願者が前年の429人から1563人へと約4倍に増加。倍率も前年の1.01倍から3.63倍に上昇し、大きな変化が見られた。
入試スケジュールと今後の展開
推薦・専願入試は1月27日までに行われ、同月30日に合格発表が実施された。一般前期入試は2月12日までに試験が行われ、18日までに合格発表が行われる予定だ。授業料無償化拡大が私立高校の志願動向に与える影響は、今後も注視されそうである。



