岩手県教職員逮捕相次ぐ 今年度6人目、性的犯罪5件で県教委「異常事態」
岩手教職員逮捕6人目 性的犯罪5件で県教委「異常事態」 (05.03.2026)

岩手県教職員の不祥事が相次ぐ 今年度6人目の逮捕で県教委が緊急対応

岩手県教育委員会は5日、県立盛岡一高に勤務する教諭が窃盗容疑で逮捕されたことを受け、緊急記者会見を開き「異常事態」として陳謝した。今年度に入り、県内の教職員が逮捕されたのはこれで6人目となり、そのうち5件が性的な犯罪に関わる事案であることが明らかになった。

酒気帯び運転から発覚した下着窃盗事件

花巻警察署などは5日、県立盛岡一高教諭の葛尾欣児容疑者(46)を窃盗の疑いで逮捕した。発表によると、葛尾容疑者は昨年10月、花巻市内の女性(48)の住宅屋外に干してあった下着を含む衣類複数点を盗んだ疑いが持たれている。

この窃盗事件は、4日に葛尾容疑者が酒気帯び運転で摘発されたことで偶然発覚した。退勤途中の未明、コンビニで購入したハイボールを飲んだ後、自家用車を運転中に田んぼに転落。警察の呼気検査で酒気帯び運転が判明し、車内から本人のものではない衣類が複数発見されたことで、窃盗容疑での逮捕に至ったという。

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相次ぐ教職員逮捕に県教委が危機感

県教委の黒沢裕彰服務管理監は「不祥事を未然に防ぐ取り組みが教職員に十分響いていなかった」と認め、再発防止策の強化を表明した。佐藤一男教育長は6日、全教職員に向けた緊急訓示を動画で行う予定だ。

今年度の教職員逮捕6件の内訳は以下の通りである。

  • 性的犯罪関連:5件
  • 飲酒運転摘発:3件

具体的な事例としては、昨年5月に紫波町立小学校の20歳代教諭が勤務先の女子トイレで盗撮した疑いで逮捕。さらに9月には奥州市立学校の50歳代教諭が千葉県内の宿泊施設で少女の客室に侵入したなどの疑いで住居侵入と不同意わいせつの容疑で逮捕されている。今年1月には、新潟市内の宿泊施設で男性に性的暴行を加えたとして、30歳代の県立高校職員が逮捕された。

過去最多並みの事案数に緊急対策

県教委によると、教職員の逮捕事案数は2007年度以降で最多だった2015年度の6件と並ぶ水準に達している。この状況を受け、県教委は従来の注意喚起に加え、新たな再発防止策を打ち出す方針だ。

  1. 県警察と連携し、逮捕時の手続きに関する理解促進
  2. 弁護士会と協力した子どもの人権に関する啓発研修の実施
  3. 服務規律の徹底とモラル向上に向けた継続的な取り組み

記者会見では、県教委の担当者が「想定外であり、緊急事態。児童生徒、保護者の皆様の信頼を裏切るものであり、大変申し訳ございません」と繰り返し陳謝する姿が見られた。葛尾容疑者は担任を務めており、勤務態度に問題はなかったとされているが、県教委は事実関係を確認した上で厳正に対処するとしている。

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