福岡県公立高校一般入試、約1万2900人が受験し思考力重視の内容に挑む
福岡県内の公立高校102校において、2026年度一般入試が3月10日に実施され、約1万2900人の受験生が挑みました。合格発表は3月19日に行われる予定です。県教育委員会によると、試験は県立94校、市立7校、組合立1校で行われ、5教科各60点の300点満点で評価されます。予想平均得点は国語35.5点、数学31.7点、社会33.2点、理科33.4点、英語32.9点の合計166.7点とされています。
思考力と表現力を重視した試験内容
今回の入試では、思考力や表現力を測ることを重視し、論述式の問題が前年度から全体で8問増加しました。難易度は「昨年度よりもやや易しい」と評価されています。国語では、複数の情報を関連づけて自身の考えを形成し、説得力のある文章を書く問題が出題され、社会では、日本の国際貢献を題材に、資料から考察する力を問う内容が含まれました。これにより、受験生の総合的な学力が試される構成となっています。
英語リスニングで機器トラブルが発生
一方、門司大翔館高等学校(北九州市門司区)と八幡中央高等学校(同市八幡西区)では、午後3時5分から開始された英語のリスニング試験において、機器の不良により放送が流れないトラブルが発生しました。県教育委員会は直ちに対応し、一部の受験場では再度リスニングを実施して筆記試験の時間を延長したり、筆記試験を終えた後に改めてリスニングを行ったりする措置を取りました。同委員会は「このトラブルが選考に影響を及ぼすことはない」と明言しており、公平性が保たれていることを強調しています。
全体として、福岡県の公立高校入試は、基礎学力に加えて思考力を評価する方向性を強めており、受験生にとっては多角的な準備が求められる試験となりました。今後の合格発表に注目が集まります。



