宮崎県立高校一般入試倍率0.71倍、過去10年で最低に 私立高校授業料無償化の影響か
宮崎県立高校入試倍率0.71倍、過去10年で最低 私立無償化影響

宮崎県立高校一般入試の志願倍率が過去10年で最低の0.71倍に

宮崎県教育委員会は24日、2026年度県立高校一般入試の最終志願状況を公表しました。全日制課程では3873人の募集に対して2767人が志願し、倍率は0.71倍となりました。これは前年度の0.82倍からさらに低下し、直近10年間で最も低い水準を記録しています。

私立高校授業料無償化が大きな影響

県教育委員会の高校教育課は、この傾向について来年度から始まる私立高校の授業料実質無償化が主要な要因であると分析しています。中学卒業予定者数は昨年度と同程度であることから、「私立高校の授業料無償化が影響して私立に受験者が流れたとみられる」と指摘しました。

全日制・定時制を合わせた県立高校全体の志願者数は、昨年度から368人減少しています。特に全日制課程では104の学科・コースのうち68で定員割れが発生しており、教育現場に大きな影響を与えています。

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私立高校側にも変化が

私立宮崎学園高等学校(宮崎市)によると、昨年度から専願の受験者数が増加傾向にあることが確認されています。川越玲子教頭は「分析はまだできていない」と前置きしつつも、「無償化によって公立校と教育内容を比較して私学を視野に入れていただけるきっかけになっている」と語りました。

志願変更の詳細と試験日程

24日までに行われた志願変更では、全日制課程で88人が変更手続きを行いました。内訳は以下の通りです:

  • 他校への変更:11人
  • 同一校の他学科・コースへの変更:29人
  • 志願取り消し:48人

全日制課程で最も高い最終倍率を記録したのは宮崎大宮高校の文科情報コースで1.81倍でした。一方、定時制課程は389人の募集に対して122人が志願し、倍率は0.31倍(前年度0.25倍)となっています。

一般入試の試験は3月4日に国語・理科・外国語、5日に社会・数学・面接が実施されます。合格者は推薦入試の合格者とともに3月17日に発表される予定です。

この傾向は、教育政策の変化が受験生の選択に直接的な影響を与えていることを示しており、今後の公立・私立高校間の競争環境の変化が注目されます。

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