鳥取県内全路線バスがキャッシュレス化 日ノ丸自動車などがICOCA導入で利便性向上
鳥取全路線バスがキャッシュレス化 ICOCA導入で利便性向上 (22.03.2026)

鳥取県内の全路線バスがキャッシュレス化 ICOCA導入で利便性向上

鳥取県の公共交通が新たな段階を迎えました。日ノ丸自動車と日本交通などは3月21日、路線バスにおいて交通系ICカード「ICOCA」のサービス利用を開始しました。これにより、現金での支払いも引き続き可能ですが、県内全ての路線バスがキャッシュレス化されたことになります。

導入範囲の拡大と利用方法

今回のサービス導入により、両社の路線バスに加えて、空港連絡バス(鳥取空港―鳥取駅間、米子空港―米子駅間)や鳥取市の観光周遊バス「ループ 麒麟 獅子」でもICOCAが利用できるようになりました。市の循環バス「くる梨」など一部のバスでは既に導入されていましたが、今回の拡大で県内のバスネットワーク全体がカバーされました。

利用方法はシンプルです。乗車時にはバス後方の乗車口にある青色のリーダーにカードをタッチし、降車時には運転席横の運賃箱にある黄色のリーダーにタッチするだけです。さらに、利便性を高めるため、バス車内(一部車両を除く)でもチャージが行えるようになりました。

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キャンペーン実施と利用者の反応

導入を記念して、通常2000円のICOCAカードを先着500人に1500円で販売するキャンペーンも開始されました。このキャンペーンには大きな反響があり、鳥取バスターミナルには早朝から長蛇の列ができました。

実際に利用を開始した鳥取市内の72歳の男性は、「運賃を調べなくていいし小銭もいらない。乗りやすくなって行動範囲が広がる」と喜びの声を寄せています。高齢者にとって、小銭の準備や運賃計算の負担が軽減される点が特に評価されています。

県の交通政策と今後の展望

この取り組みは鳥取県の交通政策の一環として推進されており、公共交通の利便性向上と利用促進を目的としています。県交通政策課では、キャンペーンに関する問い合わせを受け付けています(電話:0857-26-7641)。

全路線バスのキャッシュレス化は、観光客の受け入れ環境整備にも寄与することが期待されます。特に空港連絡バスや観光周遊バスでの利用開始は、県外からの訪問者にとって大きな利便性向上につながります。

鳥取県では、高齢化が進む地域社会において、公共交通のアクセシビリティ向上が重要な課題となっています。今回のICカード導入は、その解決策の一つとして位置づけられており、今後の公共交通利用の活性化に貢献することが期待されています。

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