高輪ゲートウェイシティ全面開業 約1000人の列ができる大盛況
高輪ゲートウェイシティ全面開業 1000人の列ができる (28.03.2026)

高輪ゲートウェイシティが全面開業 約1000人の列ができる大盛況

JR高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)直結の大規模複合拠点施設「高輪ゲートウェイシティ」が3月28日、ついに全面開業を迎えた。午前11時のオープン時には、待ちわびた約1000人の人々が施設前に長い列を作り、地域の新たなランドマークの誕生を祝う熱気に包まれた。

5棟すべてが稼働 総延べ床面積は約85万平方メートルに

このプロジェクトは段階的に進められてきた。昨年3月には商業施設などを中心とした2棟(総延べ床面積約46万平方メートル)が先行開業していた。今回の全面開業では、新たに高層ビルなど3棟(同約39万平方メートル)が加わり、5棟すべてが稼働を開始した。これにより、総延べ床面積は約85万平方メートルという巨大な都市拠点が完成したことになる。

文化施設「MoN Takanawa」がオープン 巨大展示空間と畳スペースを設置

新たにオープンした3棟のうち、地下3階地上6階からなる文化施設「MoN Takanawa」は特に注目を集めている。この施設には約1500平方メートルにも及ぶ巨大な展示空間が設けられ、多様なアートや文化イベントを開催できるよう設計されている。さらに、約100畳もの広さを持つ畳スペースも備えており、訪れる人々がくつろぎながら文化に親しめる環境を提供している。

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明治初期の鉄道遺構「高輪築堤」のギャラリーが新設

今回の全面開業で最も歴史的に意義深いのが、再開発事業中に出土した明治初期の鉄道遺構「高輪築堤(たかなわちくてい)」を保存・活用するための専用ギャラリーの開設である。このギャラリーでは、発掘された築堤の石を実際に展示しているほか、現地調査に携わった関係者へのインタビュー映像を公開。日本の鉄道史における貴重な遺産を、現代の都市空間の中で継承する試みとして評価されている。

高輪築堤は、日本で最初期の鉄道建設の際に築かれた構造物で、その歴史的価値は極めて高い。ギャラリーの開設により、単なる商業施設ではなく、文化と歴史を融合させた新しい都市開発のモデルケースとしての側面も強く打ち出している。

JR大井町駅直結の複合施設も同日開業

同日には、JR大井町駅直結の複合施設「大地町トラックス」も開業した。こちらも再開発プロジェクトの一環として整備された施設で、高輪ゲートウェイシティとともに、東京の南部エリアにおける新たな都市機能の核として期待が寄せられている。

高輪ゲートウェイシティの全面開業は、単に大規模商業施設が増えたというだけでなく、歴史的遺産の保存と現代的な都市機能の融合、そして地域コミュニティの活性化を目指した総合的な都市再生プロジェクトとしての性格を強く示している。今後、このエリアがどのように発展していくか、注目が集まっている。

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