川崎市の製鉄所で発生したクレーン解体事故 受注業者を家宅捜索
神奈川県警察は2026年4月14日、川崎市川崎区のJFEスチール東日本製鉄所敷地内で発生したクレーン解体作業中の転落事故について、業務上過失致死の容疑で工事を受注していた東亜建設工業の横浜支店を家宅捜索しました。捜査関係者への取材によって明らかになった情報です。
事故の概要と被害状況
この事故は4月8日に発生し、現場ではクレーンの解体作業中に男性作業員5人が転落しました。その結果、3人が死亡するという深刻な事態となりました。現場は製鉄所の敷地内に位置しており、大型のクレーンを解体する危険を伴う作業が行われていたことが背景にあります。
神奈川県警は、事故の原因究明を進める中で、安全対策の不備や作業手順の違反など、業務上の過失が疑われる点に焦点を当てています。家宅捜索は、関連する書類や記録を押収し、詳細な捜査を行うために実施されました。
捜査の進展と今後の見通し
家宅捜索により、東亜建設工業横浜支店からは作業計画書や安全マニュアル、現場の記録などが押収されたと見られます。これらを分析することで、事故当時の状況や責任の所在が明らかになることが期待されています。
神奈川県警は、業務上過失致死罪に基づき、関係者への事情聴取を継続しながら、刑事責任の追及を進めていく方針です。また、労働安全衛生法に基づく行政指導も並行して行われる可能性があります。
この事故は、建設現場における安全対策の重要性を改めて浮き彫りにしました。業界全体で再発防止に向けた取り組みが求められる中、捜査の結果が今後の安全基準に影響を与えることが予想されます。



