静岡県牧之原市教育委員会は29日、同市立相良中学校がインターネット回線を利用した詐欺被害に遭ったと発表した。同校からの通報を受け、県警牧之原署が被害の詳細や金額について捜査を進めている。
事件の経緯
市教委の説明によれば、同日午後2時ごろ、学校の事務職員が備品のパソコンを操作中にエラーメッセージが表示された。画面に表示された連絡先に電話をかけ、相手の指示に従って操作した結果、学校の事務用口座から送金が行われたという。
職員は通話中に不審に思い、インターネット接続を遮断したが、金融機関に確認したところ、既に送金が完了していたことが判明した。現在、被害額の特定が進められている。
教育長のコメント
橋本勝教育長は「再発防止に向け、情報セキュリティー対策の徹底を図りたい」とのコメントを発表し、今後の対策強化を約束した。
背景と注意喚起
近年、学校や公的機関を標的にしたネット詐欺が増加傾向にある。偽のエラーメッセージや警告表示を利用した手口が多く、表示された連絡先に電話するよう誘導するケースが報告されている。専門家は、不審なメッセージが表示された場合は、すぐに連絡先に電話せず、IT管理者や警察に相談するよう呼びかけている。
牧之原市教育委員会は、全小中学校に対して情報セキュリティの再確認を指示し、職員研修の強化を図る方針だ。



