不審者に刺又を正しく使えますか?付属池田小で警察官が実技講習
不審者に刺又を正しく使えますか?付属池田小で実技講習

突然の不審者侵入に備え、学校現場で使用される刺又(さすまた)の正しい使い方を身につける実技講習が、大阪教育大学付属池田小学校(大阪府池田市)で25日に行われました。教員や保護者らが参加し、大阪府警池田警察署の警察官が指導にあたりました。

刺又の基本と目的

刺又は、長さ2~3メートルの柄の先端にU字形の金具がついた防犯用具です。主な目的は、警察などの救援者が到着するまでの間、相手から距離を保ち、周囲の人を避難させるための「時間稼ぎ」です。先端のU字部分で相手の身体を壁や床に押し当て、動きを封じるために使用します。

正しい構え方

相手が右手に刃物などの武器を持っている場合、対角線上になるよう右手を前にして刺又を構えると、距離を確保しやすいといいます。姿勢も重要で、棒立ちにならず腰を落とし、体重を乗せて使うことが効果的です。

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構え方には、上段(相手の顔部分)、中段(腹部)、下段(足部分)の3種類があります。中段は相手の手の位置に近いため、奪われないよう注意が必要です。また、U字を縦にして持つと、両方の先端が相手の正中線上に当たり、封じ込みやすくなる場合もあります。相手の後方から使用する際は、ひざ裏を押さえると体勢を崩せます。

注意点と弱点

刺又をしっかり握ろうとして柄を短く持つと、相手の刃物が届く範囲が長くなり、逆に危険です。柄は根元部分で長く持つことが重要です。力に自信がない人は、柄を腰に当てるように持つことで、押し負けても柄の根元が腰に当たり、後方に下がりやすくなり、間合いを詰められるリスクを減らせます。

何より大切なのは、一人で立ち向かうのは危険だという認識です。刺又一本では、先端を掴まれると容易に奪われ、抵抗できなくなります。複数人で複数の刺又を使用するのが望ましく、一人の場合は透明な板などで防御することも検討すべきです。

講習を行った池田署員は、「刺又を使ってみるだけでなく、相手役となって刺又を使われることで、どんな使い方が効果的かよく分かる」と述べ、実践的な講習の重要性を訴えました。

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