大和高田市長、病院貸付金の専決処分で議会と対立
奈良県大和高田市の堀内大造市長は11日、市議会6月定例会の開会に先立ち、5月の臨時会で不承認となった市立病院への貸付金5億円を含む2025年度一般会計補正予算案など3議案の専決処分について、地方自治法に基づく報告を行った。
堀内市長は「不承認を重く受け止め、一般会計から病院事業会計への繰り出しについて、できる限りの支援を考えていきたい」と述べ、今後の繰り出し支援の可能性に言及した。
市議からは「まず自身が何らかの責任を取るべきだ」「これでは議会は空転するばかりだ」と批判が相次いだ。
3月定例会では、5億円の貸付金について「貸付金ではなく、一般会計から繰り出しすべきだ」などの批判が集まり、関連3議案が否決された。しかし、堀内市長は4日後に原案通り専決処分した。
5月の臨時会では、この専決処分が「議会が否決したものを、直ちに専決処分するのは乱暴」などと全会一致で不承認となり、さらに堀内市長への辞職勧告決議案も賛成多数で可決された。
今後の展望
堀内市長は、議会の不承認を重く受け止めつつも、病院の経営安定に向けて一般会計からの繰り出しなど、可能な支援策を模索する姿勢を示している。市議会とのさらなる調整が求められる。



