2026年にアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国で共催されるサッカーワールドカップ(W杯)北中米大会は、これまでの大会と試合の形が大きく異なります。その特徴や変更点について、5つのポイントにまとめました。
1. 選手入場のセレモニーが一新
サッカーではこれまで、試合前に先発選手がスタンドに向かって横一列に並ぶのが一般的でした。しかし、今大会ではベンチ入りメンバーも含めた全選手がセンターサークル上に整列し、両チームが向き合った状態で国歌などのナショナルアンセムが流れます。国際サッカー連盟(FIFA)は、ファンがどの席にいてもセレモニーの雰囲気を楽しめるようにするためと説明しています。
2. 時間稼ぎを厳しく取り締まり
試合のエンターテインメント性を高めるため、時間稼ぎに対するルールが厳格化されます。具体的には、交代選手は原則10秒以内にピッチを出ないと、代わって入る選手が1分間ピッチ外で待たされることになります。また、スローインは5秒以内に実行しないと権利が相手に移り、ゴールキックも5秒以内に行わないと相手のコーナーキックに切り替わります。
3. 全試合に飲水タイムを導入
前後半それぞれの中盤に3分間の飲水タイムが設けられます。これはバスケットボールなどのアメリカンスポーツで一般的なタイムアウトに似たもので、選手のコンディション維持と試合のリズムを考慮した措置です。
4. 大会方式の変更
今大会から参加国数が48チームに拡大され、グループリーグは16組に分かれて行われます。各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出する方式は変わりませんが、試合数が増加し、大会期間も長期化します。
5. 開催国枠と地域間の調整
3カ国共催のため、自動的に出場権を得る開催国枠が3つ確保されますが、これにより他の地域からの出場枠が減少する可能性があります。FIFAは地域間のバランスを考慮しながら調整を進めています。
これらの変更点は、サッカーの伝統を尊重しつつ、より多くのファンに楽しんでもらうための試みです。今後の詳細なルール適用や実際の試合での影響が注目されます。



