東京電力は1日、福島第一原発2号機の使用済み核燃料プールに保管されている全615体の燃料を取り出す作業を2日に開始すると発表した。この作業は2028年度まで続けられ、取り出した燃料は構内の共用プールに移送される。
燃料取り出しの背景
2011年の東日本大震災による重大事故を起こした1~4号機のうち、プール燃料取り出しが完了しているのは3号機と4号機のみ。2号機は3基目となる。一方、1号機は最上階のがれき撤去が必要で、2027~2028年度の着手を目指している。東京電力は、事故を免れた5号機と6号機を含めた全号機の燃料取り出しを2031年までに完了する計画だ。
作業の詳細
2号機のプールには使用済み燃料587体と未使用の燃料28体が収められている。東京電力は原子炉建屋の隣に設置した作業台のクレーンを使用して搬出作業を実施。2日はクレーンで燃料を1体ずつつり上げ、プール内の輸送容器に収容する。取り出しは未使用の燃料から始め、その後使用済み燃料に移行する。
この作業は、廃炉作業の重要な一環であり、安全性を最優先に進められるとしている。



