米軍岩国基地(山口県岩国市)周辺の市町と県で構成される県基地関係県市町連絡協議会は、2025年度における同基地周辺の騒音状況を公表した。昨年9月に実施された約25年ぶりの空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)などの影響により、23地点で騒音レベルを示すW値(うるささ指数)が前年度を上回った。特に7地点では、2018年3月に完了した空母艦載機の岩国基地移駐以降で最大の値を記録した。
騒音増加の要因
昨年4月から6月にかけては、東京・硫黄島で行われたFCLPに備えた訓練が実施され、その影響でW値が高水準となった。また、10月にはFCLP後に九州沖で実施される空母着艦資格取得訓練(CQ)が行われたことも、騒音値上昇の一因となった。
地点別の騒音状況
年間のW値が最も高かったのは岩国市三角町の91で、次いで同市旭町と尾津町が74.6と続いた。艦載機移駐後で最大となった地点には、同市由宇町港の69.4、同市門前町の63.3などが含まれている。協議会はこれらのデータを基に、今後の騒音対策を検討する方針だ。



