愛知県江南市の60代男性、SNS投資詐欺で4600万円被害 アプリ上では2億円の利益表示も
SNS投資詐欺で60代男性が4600万円被害 アプリ上では2億円利益表示

愛知県江南市の60代男性、SNS投資詐欺で約4600万円の被害

江南警察署は3月26日、愛知県江南市に住む60代の無職男性が、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用した投資詐欺に遭い、約4618万円をだまし取られたと発表しました。この事件は、近年増加しているオンライン詐欺の深刻な事例として注目を集めています。

巧妙な手口で男性を誘導

警察の発表によると、被害に遭った男性は昨年11月10日、スマートフォンでSNS上の投資広告にアクセスしたことがきっかけでした。広告をクリックすると、別のSNSアカウントに誘導され、そこで女性アシスタントを名乗る人物から連絡を受けました。

この人物は男性に株の投資話を持ちかけ、高額な利益が得られると説明しました。男性はその話に乗り、今年1月23日から3月25日までの約2か月間にわたり、計9回に分けて指定された複数の銀行口座に現金を振り込み続けました。

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アプリ上では2億円の利益表示も

最も驚くべき点は、投資アプリの画面上では約2億円の利益が表示されていたことです。男性はこの架空の利益を信じ、実際に出金しようと考えました。しかし、出金するためには追加の手数料を振り込む必要があると説明され、男性がその指示に従って振り込みを試みたところ、金融機関が不審な取引を察知しました。

金融機関は詐欺の可能性が高いと判断し、男性自身の口座を停止する措置を取りました。この対応によって初めて、男性は自分が大規模な詐欺の被害者となっていたことに気付いたのです。

増加するSNSを利用した金融犯罪

この事件は、SNSを利用した金融詐欺が巧妙化している実態を浮き彫りにしています。特に、

  • 投資広告をきっかけに別のプラットフォームへ誘導する手口
  • 専門家を装った人物による信用獲得
  • 架空の利益表示で被害者を欺く手法

など、複数の段階を経て被害者を陥れる特徴が見られます。警察は同様の手口による被害が全国で多発しているとして注意を呼びかけており、特に高齢者をターゲットにしたケースが増加傾向にあると指摘しています。

今後の対策と注意点

江南警察署は、この事件を詐欺罪として捜査を進めていると発表しました。同時に、市民に対して以下の点を強く呼びかけています。

  1. SNS上の投資広告や不審な連絡には十分注意すること
  2. 高額な利益を約束する投資話は疑ってかかること
  3. 不審な振込依頼があった場合はすぐに金融機関や警察に相談すること

この事件は、オンライン環境における個人の警戒心の重要性を改めて示す事例となりました。特にデジタルツールに不慣れな高齢者層が被害に遭いやすい傾向にあるため、家族や周囲のサポートが不可欠であると言えるでしょう。

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