闇バイトで少年2人に空き巣指示した疑い 大学生を逮捕 匿名・流動型犯罪グループの実態
大阪府警は2026年4月18日、闇バイトに勧誘した少年らに空き巣に入るよう指示したとして、大学生の男(20)=大阪府河内長野市=を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕し、発表しました。この事件は、SNSなどを介してつながり離合集散を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」によるものとみられ、府警は組織的な実態解明を急いでいます。
容疑の内容と男の供述
府警の調べによると、男は実行役の少年らに指示し、3月26日午後9時ごろ、大阪市浪速区の集合住宅の一室の玄関扉をバールなどでこじあけて侵入。室内の現金数万円を盗んだ疑いがあります。男は「闇バイトの実行役を待ち合わせ場所に行かせた」と供述しているものの、「侵入し現金を盗むように指示はしていない」と容疑を否認しています。
匿名・流動型犯罪グループの関与
府警は、この事件がSNS上で形成される匿名性の高いグループによるものとみており、ほかにも指示役や実行役がいた可能性を調査中です。少年らは男の本名を知らず、秘匿性の高いSNSで連絡を取っていたとされ、グループの流動的な構造が浮き彫りになりました。
事件の発覚と逮捕の経緯
事件は、通行人からの通報で駆けつけた警察官が、16歳の会社員の少年2人を現場付近で発見し、3月27日までに逮捕したことで発覚。少年らの供述から男の関与が疑われました。男は大阪の繁華街・ミナミの「グリ下」(グリコ看板下)などで闇バイトの実行役を募るリクルーターだったとみられています。
男の相談と任意同行から逮捕へ
4月17日夕方、男が府内の警察署に「闇バイトの件でグループのリーダーから追い込みをかけられて困っている」と相談に訪れました。府警は男が窃盗事件に関わったと判断し、浪速署に任意同行を要求。18日午前に同署で逮捕に至りました。
この事件は、若者を巻き込む闇バイトや匿名型犯罪の危険性を改めて示すものとなっており、府警はさらなる捜査を進めています。



