東京都立川市のアパートの一室から現金約1千万円やバッグなどを盗んだとして、警視庁は住居不定、建設業の妹尾誠容疑者(39)を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕し、5日に発表した。この事件では、実行役の男ら6人がすでに逮捕されており、うち4人は「闇バイト」で集められたとみられている。
指示役の役割と捜査の進展
警視庁は、妹尾容疑者が実行役やそのリクルート役を束ねる指示役であり、さらにその上位に主導者がいるとみて捜査を進めている。妹尾容疑者は「実行役を集め、指示を出したことに間違いないが、(盗んだ)現金は900万円台で、バッグは3個しかなかった」と供述し、容疑を一部否認しているという。
逮捕容疑の詳細
捜査3課によると、逮捕容疑は2025年12月4日午後9時10分から20分ごろ、他の人物と共謀し、立川市の自営業の20代男性が住むアパート一室に侵入。現金約1025万円のほか、財布やバッグ、ネックレスなど11点(時価計493万円相当)を盗んだというものだ。
借金と「闇バイト」への関与
妹尾容疑者は「約5千万円の借金があった」と供述。昨年11月、「闇バイト」に応募し、事件の主導者から被害者に関する情報を「案件」として受け取る一方で、実行役側とは秘匿性の高い通信アプリを通じて事件のやり取りをしていたという。
現金の保管位置も共有
捜査関係者によると、妹尾容疑者は実行役に対し、被害者のアパート内での現金の保管位置や侵入方法を詳細に指示していたとみられる。実行役らはその指示に従い、短時間で犯行を実行したという。警視庁は、さらに上位の主導者の特定を急ぐとともに、他の関連事件の有無についても捜査を拡大している。



