中国大使館侵入事件、宮崎の幹部自衛官が「大使に意見伝える」と供述、隣接ビルから柵乗り越え
中国大使館侵入、幹部自衛官が「大使に意見伝える」と供述

中国大使館に幹部自衛官が侵入、意見伝達目的で「自決も考えた」と供述

2026年3月24日午前9時頃、東京都港区元麻布の在日中国大使館の敷地内に20歳代の男が侵入し、大使館職員によって取り押さえられた。警視庁公安部の調べによると、男は宮崎県内の駐屯地に所属する幹部自衛官の3等陸尉とみられ、建造物侵入などの容疑で事情を聴取されている。

「大使に意見を伝えようと思った」と動機を説明

捜査関係者への取材によると、男は調べに対して、「大使に意見を伝えようと思った。聞き入れられなかったら自決しようと思った」と話したという。この供述から、男が何らかの個人的な主張や政治的意図を持って侵入を試みた可能性が浮上している。

侵入経路については、隣接するビルから柵を乗り越えて大使館の敷地内に入ったとみられている。敷地内からは男が持ち込んだとみられる刃物1本が発見されたが、大使館職員にけがはなかった。現場は東京メトロ麻布十番駅から西に約800メートルの地点で、多くの在外公館が立ち並ぶ地域である。

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中国側が日本に強く抗議、外交問題に発展

中国外務省報道官は24日の記者会見で、自衛官を名乗る男の侵入事件について、日本側に「厳正な申し入れを行い、強く抗議した」と表明した。さらに、「中国側外交官や外交施設の安全を脅かすもので、その性質と影響は極めて悪質だ」と述べ、徹底的な調査と関係者の処分を日本側に求めた。

この事件は、単なる建造物侵入を超え、外交問題へと発展する可能性を秘めている。警視庁公安部は、男の具体的な意見内容や背景、計画的な行動だったかどうかなど、詳細な動機を引き続き調査中である。

大使館職員の迅速な対応により、重大な被害は防がれたものの、外交施設の警備体制の見直しを迫る事態となった。今後の捜査の進展と、日中間の外交関係への影響が注目される。

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