受刑者が刑務官を手ややかんで殴打、傷害容疑で書類送検
加古川刑務所(兵庫県加古川市加古川町)は16日、30歳代の受刑者の男を傷害と公務執行妨害の疑いで神戸地検姫路支部に書類送検した。発表によれば、この事件は昨年10月29日に刑務所内の工場食堂で発生した。
「けんかを止められて腹が立った」と供述
受刑者は、20歳代の男性刑務官の顔付近を手ややかんで殴り、全治1週間のけがを負わせるなどした疑いが持たれている。容疑を認めており、「けんかを止められて腹が立った」などと話しているという。この発言は、刑務所内での日常的な緊張や対立が背景にある可能性を示唆している。
別の受刑者も器物損壊容疑で送検
同日、播磨社会復帰促進センター(同市八幡町)も、30歳代の受刑者の男を器物損壊の疑いで同支部に書類送検した。発表では、受刑者は昨年6月24日に単独室の備え付けのテレビや扇風機を扉に投げつけるなどして、窓1枚と備品(計約31万円)を壊した疑いがある。こちらも容疑を認めているという。
これらの事件は、刑務所や社会復帰施設における受刑者の行動管理や安全対策の課題を浮き彫りにしている。傷害事件では、刑務官がけんかを止めようとしたことが直接の引き金となった点が注目される。施設側は、再発防止に向けた対策を強化する必要性に迫られている。



