知床沈没事故公判で被害者家族の悲痛な調書「絶対に許せない」と検察が読み上げ
知床沈没事故公判 被害者家族「許せない」調書読み上げ

知床沈没事故公判で被害者家族の悲痛な声が響く

2022年4月、北海道・知床半島沖で発生した観光船沈没事故の第8回公判が、2026年3月2日に釧路地裁(水越壮夫裁判長)で開かれた。この事故では乗客乗員計26人全員が死亡または行方不明となり、業務上過失致死罪に問われた運航会社社長の桂田精一被告(62)に対する裁判が続いている。

検察側が被害者家族の調書を朗読

検察側は公判で、被害者家族の供述調書を複数読み上げた。その中で、家族は「絶対に許せない。与えることができる最大の刑罰を」と強い怒りと悲しみを表明した。特に、事故で亡くなった男女カップルの家族の調書には、「生きて(恋人と)幸せになりたかっただろう。悔しくて悔しくて仕方がない」と記されていた。

調書によると、男性は船に同乗していた恋人の女性にプロポーズを予定しており、港付近の駐車場に止まっていた車からは、女性に宛てた手紙とネックレスが見つかったという。この事実は、事故がどれほど多くの夢や希望を奪ったかを浮き彫りにしている。

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法廷に響くすすり泣きと被告の様子

検察官が調書を読み上げる際、時折声を詰まらせる場面もあり、傍聴席の家族らはハンカチで涙を拭った。廷内にはすすり泣く声が響き渡る中、桂田被告は机上の書類を見つめ続けていた。同日朝、被告は報道陣に深く一礼して裁判所に入った姿が目撃されている。

2日午後には被告人質問が行われる予定で、裁判の行方が注目される。この事故は、安全対策の重要性を改めて問いかける事件として、社会に大きな衝撃を与え続けている。

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