伊丹空港で刃物男想定の訓練実施 万博へ向け関係機関が連携強化
伊丹空港で刃物男想定訓練 万博へ連携強化

伊丹空港で搭乗口襲撃を想定した実践訓練を実施

2026年2月24日、兵庫県の伊丹空港において、搭乗口で刃物を持った男が暴れる事態を想定した大規模な訓練が行われました。この訓練には兵庫県警察と大阪府警察をはじめ、日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)、関西エアポート、警備会社の社員ら約40名が参加し、緊急時における対応手順の確認と関係機関間の連携強化を目的としています。

万博開催へ向けた保安体制の強化

今回の訓練は、2025年に開催される大阪・関西万博を見据えて実施されたもので、昨年1月に続いて2回目の取り組みとなります。訓練は保安検査場を通過した後の保安区域内で実際の搭乗口を使用して行われ、より現実に近い環境下での対応能力が試されました。

訓練シナリオでは、犯人役の男が「ゲートを開けろ!」と叫びながら刃物で搭乗口の職員を脅す場面から始まります。職員は「開けられません」と毅然として拒否し、同時に乗客の避難誘導を迅速に行いました。通報を受けて駆けつけた警備員は「さすまた」と呼ばれる特殊な棒状の道具を使用して犯人役を追い込み、最終的に到着した警察官が制圧するという一連の流れが実演されました。

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護身術とさすまたの実践講習も

想定訓練に先立ち、参加者に対しては護身術の基本とさすまたの効果的な使い方に関する講習も実施されました。さすまたは相手と距離を保ちながら制圧するための保安用具であり、空港職員や警備員が適切に扱えるよう訓練が重ねられています。

訓練に参加した日本航空の斉藤涼花さん(29)は、「お客様の命を預かる仕事として、いざという時に責任を持って対応しなければならないと改めて実感しました。今回の訓練で学んだことを今後の業務に活かしていきたい」と語り、訓練の意義を強調しました。

また、伊丹警察署空港警備派出所の大東義和所長は、「関係機関との連携をさらに強化し、空港の安全確保に万全を期していきたい」と述べ、継続的な訓練の重要性を訴えました。

この訓練は、国際的なイベントを控えた日本において、公共交通機関の保安対策が着実に進められていることを示す事例となりました。今後も定期的な訓練を通じて、不測の事態に対応できる体制の構築が期待されています。

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