消防職員が強盗事件を自作自演 偽計業務妨害で逮捕
山形県寒河江市で発生した強盗事件が、実は被害を訴えた消防職員による自作自演だったことが明らかになりました。県警寒河江署は19日、同市の消防職員の男性(54歳)を偽計業務妨害の疑いで逮捕しました。男性は容疑を認めています。
虚偽の通報で警察業務を妨害
発表によると、男性は2月18日午後5時45分頃、同県大江町左沢の県朝日少年自然の家の敷地内で、居合わせた男性に対し「強盗に遭った」などと虚偽の事実を告げ、110番通報をさせました。この通報を受けた警察は緊急配備を敷き、検問などを実施するなどして対応に追われました。
男性は当初、自宅前で連れ去られ、約80万円を奪われたと訴えていました。発見時には両手足をひもで縛られた状態で、「2人組の男に包丁で脅された」などと話していたとされています。
説明の矛盾から虚偽が判明
しかし、警察への説明に一貫性がなく、詳細な捜査の結果、事件が自作自演であることが判明しました。男性の供述には複数の矛盾点があり、虚偽の通報であったことが確認されました。
同署は現在、男性がなぜこのような虚偽の通報を行ったのか、詳しい動機について調査を進めています。消防職員という公務員の立場にある人物による事件だけに、地域社会にも衝撃が広がっています。
この事件により、警察は不必要な緊急配備や検問を行わざるを得なくなり、限られた警察資源が浪費される結果となりました。偽計業務妨害は、虚偽の情報提供などによって公務の執行を妨げる犯罪として、社会的な非難を浴びています。



