東広島市で発生した殺人放火事件、被害女性が襲撃と放火を証言
広島県東広島市黒瀬春日野1丁目で2026年2月16日未明に発生した住宅火災および殺人事件について、新たな詳細が明らかになった。この事件では、住宅から出火し、住人とみられる男性が首を刺されて死亡しているのが発見された。事件現場に住む50代の女性が、広島県警に対して「男に襲われて、火を付けられた」と説明していることが、捜査関係者への取材により判明した。
事件の経緯と現場の状況
県警の発表によると、16日午前3時35分ごろに119番通報が入り、駆けつけた警察官が、出火している住宅の庭で倒れている男性を発見した。男性はその場で死亡が確認された。捜査関係者によれば、男性は首を含む上半身に、刃物によるものとみられる複数の刺し傷や切り傷を負っていたという。
17日、県警は司法解剖の結果を発表し、男性の死因は首を刺されたことによる失血死であると明らかにした。現場となった住宅では、1階の窓ガラスが大きく割れており、県警はこの損傷が事件とどのように関連しているのかを詳細に調査中である。住宅の一部は焼損しており、火災の影響が確認できる状態だ。
被害女性の証言と捜査の進展
事件現場に住む50代女性は、警察の取り調べに対し、自分が男性に襲撃され、その後火を付けられたと述べている。この証言は、事件が単純な火災や事故ではなく、意図的な犯行による可能性を強く示唆している。県警は女性の供述を基に、襲撃者の特定や犯行の動機について捜査を進めている。
現時点では、死亡した男性と女性の関係、および事件の背景については明らかになっていない。しかし、住宅がリフォーム会社社長の所有であることなど、現場の状況から、経済的または個人的なトラブルが関与している可能性も探られている。
地域社会への影響と今後の見通し
この事件は、静かな住宅街で発生したことから、地域住民に大きな衝撃を与えている。県警は、現場周辺の聞き込みや防犯カメラの映像解析を実施し、犯行時刻前後の不審な人物や車両の情報を収集している。また、火災の原因や放火の手法についても、科学的な鑑定を進めている。
捜査関係者は、女性の証言が事件解明の重要な手がかりとなるとみており、早期の容疑者特定を目指している。県警は、情報提供を呼びかけるとともに、住民に対して防犯意識の向上を促している。事件の全容が明らかになるまで、捜査は継続される見込みだ。