衆院委員長ポスト、与党25対野党2で合意 中道議員「何も取れない…」と不満
衆院委員長ポスト、与党25対野党2で合意 中道不満

衆院委員会の委員長ポスト配分、与党が圧倒的優位に 野党は激減で中道から不満の声

2026年2月17日、国会内で開催された衆議院の各派協議会において、与野党は18日に召集される特別国会で設置される常任・特別委員会、審査会の委員長・会長ポストの配分について合意に達しました。合意内容は、与党側に25ポスト、野党側に2ポストを割り当てるもので、与党が圧倒的優位を占める形となりました。

自民党が主要ポストを奪還 維新も「肝いり」分野で委員長獲得

自由民主党は、2024年の衆院選で少数与党に転落した後、最大で13の委員長・会長ポストを野党側に握られていましたが、今回の合意で大部分を奪還することに成功しました。具体的には、予算委員会、財務金融委員会、憲法審査会など、国会における与野党攻防の上で特に重視される23の委員長・会長ポストを占めました。

連立与党である日本維新の会も、政治改革特別委員会と法務委員会など、自党が「肝いり」とする分野で委員長ポストを獲得し、影響力を強化しています。

野党側のポストは激減 中道改革連合が不満を表明

野党側に割り当てられた委員長・会長ポストは、衆院解散前の12から2へと大幅に減少しました。これにより、懲罰委員会と消費者問題特別委員会の委員長が野党側に配分され、いずれも中道改革連合が得る見通しです。

この結果について、中道改革連合の議員からは「何も取れない…」との不満の声が上がっています。野党内でのポスト争いが激化する中、限られた配分に失望感が広がっている状況です。

新たな予算委員長に坂本哲志氏 政権幹部が登用理由を説明

自民党は、新たな予算委員長に坂本哲志・元農林水産相を充てる方針を固めました。坂本氏は、石破茂前政権の少数与党下で国会対策委員長を務めた経験があり、政権幹部は「一番大変な時期に苦労した姿をみんなが見てきた」と登用の理由を説明しています。

高市早苗首相は、衆院選中の演説で「予算委員長は野党。大臣がいくら手をあげても私にばかり(答弁が)当たる」などと訴えていました。首相が新年度当初予算案の早期成立を目指す中、坂本氏が「行司役」としてどのような差配を行うかが注目されています。

今回の合意は、与党が国会運営における主導権を強固に握り、野党側の影響力が大幅に低下することを示しています。今後の国会審議では、与野党間の緊張が高まる可能性があり、中道改革連合を中心とした野党の動向が焦点となりそうです。