保護司殺害初公判、検察側「制度への攻撃」と主張 被告は幻聴影響を訴える
保護司殺害初公判、検察側「制度への攻撃」と主張

保護司殺害事件の初公判が大津地裁で開廷、検察側が「制度への攻撃」と主張

犯罪からの立ち直りを支援していた保護司が職務中に殺害された事件の裁判員裁判が、2026年2月17日午前、大津地裁で始まりました。保護観察の対象だった飯塚紘平被告(36歳)は、殺人罪などの起訴事実を認め、事件の詳細が明らかになりました。検察側は冒頭陳述で「これは保護観察制度への攻撃だ」と強調し、事件の重大性を訴えました。

被告は「守護神様の声に従った」と供述、弁護側は幻聴の影響を指摘

午前10時、飯塚被告は刑務官に付き添われ、黒いスーツにネクタイ姿で出廷し、丸刈りで眼鏡をかけていました。証言台に座り、罪状認否では「間違いはありません」と述べ、担当の保護司だった新庄博志さん(当時60歳)の殺害を認めました。続けて「守護神様の声に従ってやりました」と語り、事件当時の心理状態を説明しました。

弁護側は、被告が中学校時代にいじめに遭い、心の中で声が聞こえるようになり、「守護神」と呼ぶようになったと指摘。2024年3月、守護神から新庄さん殺害を聞かされ、「従うしかない」と思い、事件当日は体を制御できなかったと主張しました。この幻聴の影響を強調し、事件の背景を詳述しました。

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検察側が事件の経緯を詳述、計画的な犯行と冷酷な行動を指摘

検察側は冒頭陳述で、事件の経緯を詳細に説明しました。被告は無職の期間が長くなり、自暴自棄な考えを抱き、2024年3月に政府への報復を目的に新庄さんの殺害を計画。同年4月にインターネットで殺害方法を検索し、面接中に殺害することを決意したと述べました。

事件当日は逃走用の服を用意して新庄さん方を訪問し、トイレに行った後、イスに座っていた新庄さんの背後からナイフで首を切りつけました。新庄さんから「やめとけ」「なんでこんなことするんや」と言われたが、無視してさらに切りつけたとされています。その後、家を出て、凶器を川などに捨て、服を山の中に捨てたという証言がなされました。

この事件は、保護観察制度を支える保護司の安全確保や、精神的な問題を抱える人々への支援の重要性を浮き彫りにしています。裁判は今後も続き、社会全体に大きな衝撃を与えることになりそうです。

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