運転中の一瞬の不注意が人生を変える 法廷で見た3人の被告
運転中の一瞬の不注意が人生を変える 法廷の被告

ハッとして、ホッとする。運転には、そんな瞬間がある。一瞬の不注意で起きる死亡事故。この1年、被告となった3人の背中を傍聴席から見つめた。

脇見運転の危険性

20歳の男性は助手席から落ちた弁当を拾おうと脇見した。51歳の男性は出勤中、朝の光がまぶしく、サンバイザーを下ろすのに気を取られた。「慣れた道だから大丈夫と思った」と悔いたのは、緑内障で右目の視野が欠けている78歳の男性。交差点で右側の確認を怠り、自転車の女性(82)に衝突した。

誰にでも起こり得る事故

ブレーキを踏んだ時に弁当が落ちることも陽光をまぶしく感じることもある。緑内障は遺伝する可能性があり、私の母にもその兆候が見えると聞いた。

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被告人席に座るのは、事故を起こしそうになってはホッとしてきた傍聴席の自分だったかもしれない。紙一重のタイミングが、法廷を隔てている。(久我玲)

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