歌舞伎町で女性をカンボジア詐欺拠点へ送ろうとした疑い、暴力団組員を逮捕
歌舞伎町で女性をカンボジア詐欺拠点へ送ろうとした疑い、組員逮捕

東京都新宿区の歌舞伎町で、売春目的で客待ちをしていた女性を海外の詐欺拠点に送り込もうとしたとして、警視庁特別捜査課は25日、所在国外移送誘拐の疑いで指定暴力団住吉会系組員の山尾輝斗容疑者(25)を逮捕した。捜査関係者への取材で明らかになった。

被害女性は海外移送免れるも、複数が渡航し未帰国

逮捕容疑の被害女性(27)は海外への移送は免れたが、山尾容疑者の手引きで実際に渡航し、帰国していない10~30代の男女が複数確認されている。警視庁は、山尾容疑者がカンボジアに拠点を置く詐欺グループのリクルーター役だったとみて調べている。

「トー横」で知り合い、売掛金返済を盾に脅迫

捜査関係者によると、山尾容疑者は歌舞伎町の「トー横」と呼ばれるエリアで知人を介して被害女性と知り合った。被害女性はホストクラブで売掛金(ツケ)を抱えており、売春目的の客待ちをしていた経験があった。山尾容疑者は「350万円の売掛金を立て替えてやっているんだから海外で働け」などと迫り、被害女性をインターネットカフェに監禁したとされる。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

逮捕容疑は昨年6月下旬から7月上旬ごろ、女性に「おまえには海外に行ってもらうことになる」「カンボジアに行けよ」「シンガポールに行って内臓を売れ」などと言い、海外に移送する目的で、見張りを付けて新宿区内のインターネットカフェに滞在させて誘拐したというものだ。

歌舞伎町の客待ち女性を標的に

山尾容疑者が海外に送った女性の中には、他にも歌舞伎町で客待ちをしていた人が含まれているとみられる。警視庁特別捜査課は、多額の売掛金返済のために客待ちをしている女性らを標的に、山尾容疑者がリクルートしていたとみて捜査を進めている。

この事件は、歌舞伎町の闇の部分を浮き彫りにしており、警視庁はさらなる被害者の存在を疑い、捜査を拡大している。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ