狭山事件再審求め集会、石川一雄さんの妻「勝利するまで戦う」と決意
狭山事件再審求め集会、妻「勝利するまで戦う」

埼玉県狭山市で1963年に女子高校生が殺害された狭山事件を巡り、無期懲役が確定し、冤罪を訴えながら昨年3月に亡くなった石川一雄さんの再審を求める集会が22日、東京都千代田区の日本教育会館で開催された。石川さんの妻・早智子さん(79)らが登壇し、連帯を呼びかけた。

妻・早智子さんが決意表明

石川さんの死後、本人に代わり東京高裁に第4次再審請求を申し立てた早智子さんは、「(一雄さんが)最後まで戦い続けたあの日から、1年2カ月余り。私の時間はその時から止まったまま。いつか笑顔で報告できるように、勝利するまで戦い抜く」と強い決意を語った。

再審法改正の必要性を訴え

集会では、日弁連再審法改正推進室長の鴨志田祐美弁護士が、再審制度を見直す刑事訴訟法改正案が今月衆院に提出され、近く審議されることを報告。証拠開示のルールがなく、検察の不服申し立て(抗告)が可能な従来の制度が再審を妨げてきたとし、「証拠がスムーズに出て、抗告が限りなく(全面)禁止に近づく法改正を今勝ち取らなかったら意味がない」と訴えた。

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約1000人が参加、他の冤罪事件関係者も

集会には、主催者発表で約1000人が参加。滋賀県で1984年に酒店経営の女性が殺害された「日野町事件」で死後再審が決まった故・阪原弘さんの長男弘次さんらも駆けつけ、連帯の輪が広がった。

狭山事件の経緯

石川さんは強盗殺人容疑などで逮捕され、1977年に最高裁で無期懲役が確定。1994年に仮釈放された。2006年に第3次再審請求を申し立てていたが、昨年3月に86歳で亡くなった。現在、妻の早智子さんが第4次再審請求を進めており、再審開始と冤罪の完全証明を目指している。

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