北陸の味覚を新幹線で東北へ直送
JR東日本は22日、北陸新幹線と東北新幹線を直通する臨時列車を活用し、北陸地方の特産品を仙台駅構内で販売する実証実験を行った。同社の貨客混載サービス「はこビュン」を利用したこの試みは、北陸と東北を結ぶ新幹線で荷物を輸送する初めてのケースとなった。
臨時列車「つながる東北」号で輸送
今回の輸送には、北陸新幹線の敦賀駅から東北新幹線の盛岡駅までを結ぶ団体旅行向けの臨時新幹線「つながる東北」号が使用された。商品は同日午前、途中の金沢駅で積み込まれ、正午過ぎに仙台駅へ到着。駅構内のコンビニエンスストアに特設棚が設置され、訪れた買い物客が次々と駅弁や菓子を手に取った。
販売された特産品
販売された商品には、石川県輪島市の「輪島朝市」をイメージした駅弁や、高級魚ノドグロのすしなど、北陸ならではの品々が並んだ。これらの商品は、新幹線の座席スペースを活用した「はこビュン」サービスにより、迅速かつ効率的に輸送された。
利用者の声
「輪島朝市」駅弁を購入した仙台市の主婦は、「能登を応援したい気持ちがある。遠く離れた場所の特産品を味わえるのはうれしく、各地に広がってほしい」と語った。この取り組みは、地域間の物流活性化や観光促進につながると期待されている。
今後の展望
JR東日本は、今回の実証実験の結果を踏まえ、北陸と東北を結ぶ新幹線網を活用したさらなる物流サービスの拡大を検討する方針だ。これにより、地域特産品の販路拡大や、災害時の代替輸送手段としての活用も視野に入れている。



