警察庁は22日、2025年における特殊詐欺および交流サイト(SNS)を介した投資詐欺・ロマンス詐欺の被害総額が、約3257億4000万円で確定したと発表した。これは過去最悪の水準であり、特にSNSを悪用した手口が急増している実態が浮き彫りとなった。
特殊詐欺の被害額と件数
特殊詐欺の被害額は、2月に公表された暫定値から約8億9000万円増加し、約1423億1000万円(前年比約704億3000万円増)に達した。認知件数は前年から6789件増の2万7832件で、こちらも過去最多を記録した。都道府県別では東京都が最多の4350件、次いで大阪府が3317件、神奈川県が2483件と続き、秋田県と群馬県を除く45都道府県で前年を上回った。人口の多い8都府県で全体の65.8%を占めており、都市部での被害が顕著である。
SNS型投資詐欺とロマンス詐欺
SNS型投資詐欺の被害額は暫定値から約7億3000万円増の約1834億3000万円(前年比約562億4000万円増)で、認知件数は3110件増の9523件となった。ロマンス詐欺の被害額も増加傾向にあり、認知件数は1821件増の5645件だった。投資・ロマンス詐欺の認知件数は愛知県が最多の1542件、東京都が1529件、大阪府が1513件と続いた。
警察庁は、これらの詐欺被害が高止まりしている状況を深刻に受け止め、引き続き注意喚起と対策を強化する方針を示している。



