林芳正総務相は22日の閣議後記者会見で、日本郵便の元社員が収賄の疑いで警視庁に逮捕された事件を受け、総務省が同社に対し口頭で指導を行ったことを明らかにした。指導内容は、同様の事案がないか調査し速やかに公表すること、原因分析と再発防止策を講じることなどが含まれる。
指導の背景と内容
指導は21日付で実施された。林氏は会見で「ガバナンス(企業統治)強化の取り組みが確実に進むようしっかりと監督する」と述べ、日本郵便の管理体制を厳しくチェックする姿勢を示した。
逮捕された元社員の容疑
日本郵便東京支社の元社員は20日、郵便物の回収業務に関する入札で業者に便宜を図り、その見返りとして現金などを受け取ったとして、日本郵便株式会社法違反(加重収賄)の疑いで逮捕された。この事件は、郵便事業の公正な運営を揺るがすものとして注目されている。
今後の対応
総務省は日本郵便に対し、内部調査の徹底と結果の公表を求めるとともに、再発防止策の策定を指示した。林氏は「国民の信頼を損なう事態を重く受け止めている」とし、監督官庁としての責任を果たす考えを示した。
日本郵便は現在、関係当局の捜査に協力するとともに、社内のコンプライアンス体制の見直しを進めている。今後の動向が注目される。



