パリを出発し、米中西部ミシガン州デトロイトに向かっていたエールフランス機が20日、目的地をカナダ東部モントリオールに変更した。同機にはコンゴ(旧ザイール)人が搭乗していたためである。コンゴではエボラ出血熱の感染が拡大している。米メディアが報じた。
米国の入国制限と今回の迂回
米政府は米国のパスポートを持たない人のうち、エボラ出血熱の感染者が確認されたコンゴとウガンダ、さらに隣接する南スーダンに滞在歴がある人の入国を制限している。この乗客は「誤って」搭乗したという。
今回の迂回は、米国の入国制限措置を厳格に適用した結果である。航空会社は乗客の渡航歴を事前に確認する義務があるが、何らかのミスが生じたとみられる。エールフランスは詳細を調査中としている。
エボラ出血熱の現状
コンゴではエボラ出血熱の感染が拡大しており、世界保健機関(WHO)は国際的な緊急事態を宣言している。米国は自国への感染拡大を防ぐため、感染国からの入国を厳しく制限している。
専門家は、航空機内での感染リスクは低いと指摘するが、入国管理の厳格化が求められている。今回の事例は、国際的な感染症対策の難しさを浮き彫りにした。



