「自殺も考えたができなかった」90歳母親の首絞め殺人未遂容疑で67歳男逮捕 福井・鯖江
「自殺も考えたができなかった」90歳母首絞め容疑で67歳男逮捕

福井県警鯖江署は22日、同県鯖江市川島町の無職、酒井利之容疑者(67)を殺人未遂容疑で逮捕した。酒井容疑者は同日午前10時半ごろ、自宅近くにある母親の美智子さん(90)宅1階和室で、美智子さんの首を電気コードで絞め、殺害しようとした疑いが持たれている。

容疑を認め「自殺も考えた」と供述

酒井容疑者は逮捕後の調べに対し、「日常生活で積もり積もったストレスや悩みがあり、自殺することも考えたが、死ぬことはできなかった」と容疑を認める供述をしている。警察は、酒井容疑者が長期間にわたる介護や生活の負担から追い詰められていた可能性があるとみて、動機の詳細を調べている。

事件の経緯と状況

鯖江署によると、酒井容疑者は同じ敷地内にある別の住宅に自身の家族と住んでおり、母親の美智子さんは1人暮らしだった。22日午前11時半ごろ、酒井容疑者自身が「母親を殺してしまった」と110番通報した。美智子さんは病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。鯖江署は、殺人未遂容疑から殺人事件として捜査を切り替える方針。

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背景に介護疲れか

今回の事件は、高齢化が進む日本社会で深刻化する介護問題の一端を浮き彫りにしている。酒井容疑者は67歳と自身も高齢であり、母親の介護に長年携わっていた可能性がある。警察は、酒井容疑者の精神状態や日常生活のストレス要因について詳しく調べるとともに、地域の介護支援体制の在り方にも注目が集まっている。

福井県内では、高齢者による親族殺害事件が後を絶たず、専門家は「介護する側の負担を軽減するための社会資源の充実が急務」と指摘する。今回の事件をきっかけに、地域包括ケアシステムの強化や、介護者のメンタルヘルス支援の必要性が改めて問われている。

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