岐阜県大垣市で80代男性が1200万円の特殊詐欺被害に遭う
岐阜県警大垣署は3月23日、同県大垣市内に住む80歳代の無職男性が、現金1200万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったことを明らかにしました。この事件は、警察官を名乗る不審な男からの電話をきっかけに発生したものです。
「携帯電話が犯罪に利用されている」と電話で脅迫
発表によりますと、被害に遭った男性には2月下旬、自宅の電話に警察官を名乗る男から連絡がありました。その男は「あなたの携帯電話が犯罪に利用されている」などと主張し、男性を不安に陥れたのです。
その後、同じ男からさらに電話があり、「身の潔白を証明するためには、あなたの資産状況を確認する必要がある」などと説明されました。男性はこの言葉を信じ、指示に従うことになってしまいました。
現金を紙袋に入れて自宅敷地内に置くよう指示
詐欺犯は男性に対し、現金を紙袋に入れて自宅の敷地内に置くよう具体的に指示しました。そして3月18日頃、男性は言われた通りに現金1200万円を紙袋に入れ、自宅のエアコン室外機の上に置いたのです。
その後、置かれた現金は詐欺犯によって持ち去られ、男性は多額の金銭を失う結果となりました。この手口は、従来の特殊詐欺とは異なる新たなパターンとして注目されています。
高齢者を狙った巧妙な詐欺手口に警戒呼びかけ
岐阜県警は、この事件を重く受け止め、同様の手口による詐欺が他地域でも発生する可能性があるとして警戒を呼びかけています。特に高齢者を標的としたこのような詐欺には、以下の点に注意が必要です。
- 警察官を名乗る者から資産状況の確認を求められても、絶対に応じないこと
- 不審な電話があった場合は、すぐに最寄りの警察署に相談すること
- 家族や近所の人と情報を共有し、詐欺被害を防ぐネットワークを築くこと
この事件は、詐欺犯が公的機関を装い、被害者の心理的弱みに付け込む巧妙な手口を用いていることを示しています。地域社会全体で高齢者を見守り、詐欺被害を未然に防ぐ取り組みが求められています。



