警官名乗りビデオ通話で「紙幣番号確認」と詐欺 ラウンジ経営女性が2580万円被害
警官名乗りビデオ通話詐欺 女性2580万円被害

警官を名乗る詐欺師がビデオ通話で「紙幣番号確認」と要求 ラウンジ経営女性が2580万円の被害

三重県警四日市南署は3月11日、同県四日市市内に住む30歳代のラウンジ経営者の女性が特殊詐欺の被害に遭い、現金と暗号資産を合わせて約2580万円をだまし取られた事実を明らかにしました。この事件は、警察官を装った巧妙な手口と、ビデオ通話を利用した新たな詐欺手法が注目されています。

「あなたが事件に関わっているかもしれない」との不審な着信

同署の発表によりますと、被害に遭った女性の携帯電話には3月7日、兵庫県警の警察官を名乗る人物から「あなたが事件に関わっているかもしれない」という内容の着信がありました。この電話をきっかけに、詐欺師は女性に対して次々と指示を出すことになります。

その後、詐欺師はLINEのビデオ通話機能を利用して女性と直接対話。その際、「銀行口座にあるお金の紙幣番号を確認する必要がある」などと説明し、女性に金銭の移動を要求しました。この「紙幣番号確認」という一見もっともらしい理由が、被害者を巧妙に誘導する役割を果たしたと考えられます。

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現金2200万円と暗号資産約380万円分を送金

詐欺師の指示に従った女性は、3月7日から10日にかけて以下のように金銭を送金しました:

  • 現金の振り込み:合計2200万円
  • 暗号資産の送信:約380万円分相当

これにより、被害総額は現金と暗号資産を合わせて約2580万円にのぼります。暗号資産が詐欺の対象となった点も、近年の詐欺事件の特徴を反映しています。

警察が注意喚起 ビデオ通話を利用した新たな手口に警戒

三重県警は今回の事件を受けて、一般市民に対して以下の点を特に注意するよう呼びかけています:

  1. 警察官を名乗る不審な電話には絶対に応じないこと
  2. ビデオ通話で金銭の移動を要求する場合は詐欺の可能性が極めて高いこと
  3. 「紙幣番号の確認」など、聞き慣れない理由で金銭を要求する手口に注意すること

この事件は、詐欺師が技術の進歩に合わせて手口を巧妙化させている実態を浮き彫りにしました。従来の電話だけでなく、ビデオ通話という「顔が見える」コミュニケーション手段を悪用することで、被害者の警戒心を解かせようとする新たな傾向が確認されています。

警察関係者は「顔が見えるからといって安心せず、不審な要求には絶対に応じないでほしい」と強調しています。また、暗号資産を詐欺の対象とするケースが増えていることから、デジタル資産の取引についても慎重な対応が求められています。

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