旭川女子高生転落死事件、裁判員裁判の日程が正式決定
北海道旭川市で発生した、当時17歳の女子高校生が橋から転落し水死した事件において、殺人、不同意わいせつ致死、監禁の罪で起訴された内田梨瑚被告(23)の裁判員裁判が、新たな段階を迎えました。3月3日、旭川地裁で公判前整理手続きが非公開で実施され、今後の日程が正式に決定されました。
初公判は5月25日、判決は6月22日に予定
裁判所と検察、弁護側によるこれまで16回にわたる協議を経て、公判前整理手続きが初めて開かれました。内田被告も出席したこの手続きでは、5月25日に初公判、6月22日に判決とするスケジュールが固められました。終了後、弁護側が会見で明らかにしたところによると、裁判所側から争点の提案があり、主な論点は以下の3点に集約されています。
- 殺人への関与と殺意の有無
- 不同意わいせつ行為と死因との因果関係
- 量刑に関する判断
事件の概要と被告側の主張
起訴状などに基づくと、内田被告は2024年4月19日未明にかけて、当時19歳だった友人女性(殺人罪などで懲役23年が確定)と共謀し、事前に車での監禁や暴行によって拒絶できない状況に追い込んでいた高校生に対し、衣服を脱ぐよう命令したとされています。その後、殺意をもって、欄干から「落ちろ」「死ねや」などと言いながら川に落下させ、水死させて殺害したと指摘されています。
内田被告側は、監禁罪については認めているものの、殺人罪については直接手を下しておらず、殺すつもりはなかったと争う姿勢を示しています。また、不同意わいせつ致死罪については、わいせつ行為と死因との因果関係に疑問を投げかけています。
証人尋問には5人の出廷が予定
今後の公判では、受刑者の女性や、高校生を監禁していた時に共に行動していた少年と少女、警察官、被告の母親の計5人が証人として尋問に出廷することが確認されました。この事件は、旭川市の神居大橋で発生し、地域社会に大きな衝撃を与えています。裁判員裁判として進められる本件は、今後の審理を通じて、詳細な事実関係や責任の所在が明らかになる見込みです。



