日本生命と米CICが大阪に医療スタートアップ支援施設「O-Nexus」を開設、関西の医療人材集積を強化
大阪に医療スタートアップ支援施設「O-Nexus」開設、関西拠点に

関西の医療人材集積を活かす新施設、大阪に誕生

大阪市北区の未来医療国際拠点「中之島クロス」に、2026年5月、生命科学分野の新興企業(スタートアップ)を育成する施設「O-Nexus」がオープンします。この施設は、日本生命保険と、起業家支援を専門とする米国のケンブリッジ・イノベーション・センター(CIC)が共同で運営します。日本生命側の責任者である浦中麻由良・ヘルスケア事業部専門部長は、開設の狙いについて、関西地域の医療分野における情報や人材の集積を強化し、スタートアップの成長を後押しすることを強調しました。

集中できる環境と充実した共用スペース

O-Nexusは、中之島クロスの8階と9階に位置し、計約3100平方メートルの広さを有します。フロア内には、1人から15人用までの大小123室のプライベートオフィス(個室)が整備されており、スタートアップ企業が仕事に集中できる環境を提供します。さらに、共用スペースとして14室の会議室、キッチン、そして開放的で快適なコワーキングデスクを設置し、多様な業務ニーズに対応できるよう設計されています。日本生命は、中之島クロスの建設に共同事業体の一員として関与し、施設の整備を担当。その後、運営をCICに委託する形を取っています。

行政や大学との連携で成長を支援

CICは、米国ボストンを拠点とする企業で、起業家や投資家、支援企業が集まるオフィスを世界中に展開しています。日本国内では、2020年に東京、2025年に福岡に施設を開設しており、大阪は3か所目の拠点となります。O-Nexusでは、行政や大学などとの緊密な連携を図り、交流の場を提供しながらスタートアップの成長をサポートします。入居者は、国内だけでなく、米国や欧州にあるCIC施設の共用スペースも利用可能で、海外からの起業家との人材交流や情報交換が促進される仕組みです。

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関西の医療集積を全国・世界に発信

関西地域には、再生医療をはじめとする医療や製薬、ヘルスケア分野の情報や人材が豊富に集積しており、大学発のスタートアップも多数存在します。日本生命は、この地域の強みを活かし、全国各地のスタートアップや企業、自治体、研究機関などが拠点として活用できる環境を整えることを目指しています。昨年の大阪・関西万博では、日本生命が「大阪ヘルスケアパビリオン」に出展し、最先端の医療やヘルスケアが日常生活に浸透した未来社会を紹介。iPS細胞をテーマとした展示を通じて、再生医療の可能性を世界に発信しました。

健康寿命を延ばす生命科学の発展を支えることは、生命保険事業との親和性が高く、スタートアップの育成は日本の社会課題解決にも貢献します。日本生命は、万博のレガシー(遺産)として、O-Nexusが社会課題解決の一助となることを期待しています。この施設は、関西の医療分野における情報・人材の拠点として、全国や海外からの起業家を迎え入れ、日本のイノベーションを加速させる役割を果たすでしょう。

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