子どものリハビリに楽しみや目標を 福岡市立こども病院の専門医が語る継続のコツ
子どものリハビリに楽しみや目標を 専門医が語る継続のコツ

子どものリハビリに楽しみや目標を 福岡市立こども病院の専門医が語る継続のコツ

子どもの病気や治療法について福岡市立こども病院の専門医らが解説する「#子育て処方せん」。今回はリハビリテーション科の田中文副士長に、子どものリハビリを続けてもらうための心がけや工夫について詳しく聞いた。

リハビリが必要となるきっかけと課題

田中文副士長によると、子どものリハビリが必要となる主なきっかけは、手足などのけがや病気で手術や治療をした場合、脳神経の疾患で体を操る機能に障害が生じた場合、肺炎などでたんの排出や呼吸に問題が生じた場合、そしてベッドで安静にする状態が続き筋力や心肺機能の低下が懸念される場合などが挙げられる。

これらの状況では、長期にわたり入院しながら、手を動かす、立つ、歩くといった地道な動作を繰り返すこともある。大人でも根気の要るリハビリを、子どもに継続してもらうことは簡単ではないと指摘する。

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楽しみや目標を見つける工夫

田中文副士長は、リハビリを続けるモチベーションを高めるために、楽しみや目標を見つけてもらうことを心がけている。例えば、「これが終わったらおもちゃで遊ぼう」と呼びかけたり、子どもが好きな料理を聞いて、「退院したら食べに行けるね」と励ましたりする方法を実践している。

こうした小さな楽しみや具体的な目標を設定することで、子どもたちがリハビリに前向きに取り組める環境を作り出している。

退院後の生活を見据えたトレーニング

入院が長期に及ぶと、子どもたちは「同級生と同じような学校生活を送れないのではないか」と悲観的になることもある。田中文副士長は、このような不安を軽減させるために、退院後の生活を見据えたトレーニングを重視している。

具体的には、松葉づえで体を支えながら学校のトイレを使う動きや、自宅の風呂に入る動きを練習するなど、日常生活をイメージした訓練を行っている。これにより、子どもたちが退院後にスムーズに生活を再開できるようサポートしている。

田中文副士長は、子どものリハビリでは、単に身体機能の回復を目指すだけでなく、心理的な支えや将来への希望を提供することが重要だと強調している。地道な努力を続ける子どもたちにとって、楽しみや目標は大きな力となるだろう。

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