福岡市の医療的ケア児・者家族支援事業、訪問看護師派遣の利用者が倍増
福岡市は6日、日常的に介助が必要な「医療的ケア児・者」の家族らを支えるレスパイト(休息)支援事業において、看護師を家庭に派遣する訪問型の2025年度の利用者が、前年度比で2倍以上の25人に達したことを明らかにしました。この発表は、市議会本会議での自民党・川上陽平議員(南区)への答弁として行われました。
訪問看護の利用時間を大幅に拡大
福岡市は2025年8月から、訪問看護の年間利用時間を従来の約7倍にあたる338時間に拡大しました。これにより、2024年度の11人から利用者が大幅に増加し、家族の負担軽減に貢献しています。この事業は、医療的ケアを必要とする子どもや成人の家族が一時的に休息を取れるよう支援することを目的としています。
今後の課題と市長の決意
市は今後の課題として、年末年始など利用が集中する時期への対応、国の補助がないことによる財政負担の大きさ、訪問看護事業所の不足可能性などを挙げています。高島宗一郎市長は、「障害のある方への支援はもちろん、休みなくケアを担うご家族に寄り添うため、支援拡充に今後も取り組む」と述べ、継続的な取り組みを約束しました。
この事業の拡充は、医療的ケア児・者を抱える家族の生活の質向上に寄与すると期待されています。福岡市は、福祉と医療の連携を強化し、地域全体で支え合う体制の構築を目指しています。
