小中高生の5割がAIに「死にたい」相談 身近な大人への相談は14%に留まる
小中高生の5割がAIに「死にたい」相談 大人への相談は14%

小中高生の5割が「死にたい」気持ちをAIに相談 身近な大人への相談はわずか14%

生きることにしんどさを感じる人を対象としたアンケート調査で、小中高生世代の50%が「死にたい」「消えたい」という気持ちの相談先として生成人工知能(AI)を選んだことが明らかになりました。この調査結果は2月27日、民間団体「自殺対策支援センター ライフリンク」によって発表されました。

人への相談をためらう若者たち

調査によると、相談先として家族や先生など身近な大人を選んだのはわずか14%、友達も19%にとどまりました。この結果について、担当者は「人に相談すると否定されたり、理解されなかったりする体験をした結果、そう思わざるを得ない状況が生まれていると考えられる」と分析しています。

特に高校生世代の回答219件を詳しく見ると、「チャットGPT」などのAIに相談した頻度について、29%が「ほぼ毎日」と回答。AIが日常的な相談相手として定着している実態が浮き彫りになりました。

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調査の詳細と背景

この調査はNPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」がウェブ上で実施し、合計2247件の回答が集まりました。調査発表に際しては、2月27日午後に東京都千代田区で記者会見が開かれ、絵本作家のヨシタケシンスケさんも出席しました。

若者のメンタルヘルス支援の課題が改めて注目される中、AIを相談先として選ぶ傾向は以下のような要因が考えられます:

  • 24時間いつでも利用可能な利便性
  • 批判や否定を恐れずに本音を話せる環境
  • 従来の相談窓口に対する心理的ハードルの高さ

専門家は「AIが一時的な受け皿となることは評価できるが、根本的な解決には人間同士のつながりや専門家の支援が不可欠」と指摘しています。今後は、AI技術を活用した支援と、人間によるケアをどう組み合わせていくかが重要な課題となりそうです。

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